第422章 甘田麻世を救出する

佐々木海子は、住友琛の頭はどこかおかしいと本気で思った。

病気なんじゃないの。

執着しなくていいことにしがみついて、手放しちゃいけないものを捨てる。

――自業自得だ。

どう慰めればいいのかも分からない。言葉は尽きて、手の打ちようもなかった。

そんなとき、最悪の知らせが飛び込んできた。

甘田麻世が、消えた。

「……は?!」佐々木海子は勢いよく立ち上がる。「もう一回言って。ちゃんと、説明して!」

「佐々木社長……麻世、少し前に海外のバラエティの案件に関わってたんです。わたしは反対しました。T国に行くって……危ないじゃないですか。

それに、社長にも相談してなくて……まずは説得しよ...

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