第423章 教訓

甘田麻世をあの場から引きはがせたのなら、ほかにもいるはずだ。みんな同胞だ。助けなきゃいけない。

佐々木海子は甘田麻世を連れて、ひとまずホテルに身を寄せた。

評判を守るため、甘田麻世は真っ先に佐々木海子とのツーショットを投稿した。楽しんでいる、何ともない——そう装うために。

だが現実は違う。彼女は正体不明のウイルスか何かを注射されていた。依存性があるとも言われ、相手が渡してきた「解毒剤」がなければ、最低限の体面すら保てなかったのだ。

「大丈夫?」佐々木海子は不安げに上から下まで視線を走らせる。「怪我はない?」

甘田麻世は、あの恐ろしい光景の連続からまだ抜け出せていない。ぎゅっと佐々木...

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