第424章 住友琛のお見合い

日々は、流水みたいに過ぎていった。

佐々木海子は、ルアーから受け取った二千万の補償金をまるごと甘田麻世に渡した。受け取った瞬間、甘田麻世はびくりと肩を震わせ、反射的に佐々木海子の脚にしがみつく。そのままほどなく、何事もなかったように職場へ戻っていった。

住友琛のほうも、ようやく少し落ち着いた。とはいえ相変わらず、神経の糸が切れたみたいに突発的に荒れては、たまに林田さやかの前へふらりと現れる。でも、さやかはもう慣れてしまっていた。

林田さやかと住友直孝は、蜜を溶かしたみたいに甘い暮らしを送っている。なにより、直孝がさやかにとにかく優しすぎるのだ。

さやかが出産してから、直孝は自分の仕事...

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