第195章 嫉妬の罠

ぶんは話を聞き終えると、すぐに『口実』を思いついた。

「この前、SWが公益ムービーを撮って評判よかったじゃないですか。うちの蓮花はまだそういうのやってない。なら、こっちも一本撮りましょうよ。芸能人だけじゃなくて、名門の若様やお嬢様にも参加してもらって……みんなで公益っぽいTikTokを」

夏川紅蓮は頷いた。

最近の金持ちは、慈善活動が好きだ。

一つは節税になる。もう一つは、聞こえのいい評判が手に入る。

若様やお嬢様にとっても、表に出られる機会だ。嫌がる理由はない。

「じゃあ、あなたが招待して。招待状は諏訪羽姫のところにも一通、必ず届けて」

「でも、あの方が参加しなかったら? 蓮...

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