第15章

古鎮に着く頃には、沈村蓮の仮眠もだいたい足りたらしく、顔色もいくらか和らいでいた。

すでに番組スタッフが待ち構えており、古鎮に入る前にひとつミッションをこなしてもらう、と告げる。

古鎮はとにかく広い。ゲストが当てもなくぶらぶらしていたら、丸一日かけても撮れない可能性がある。

そこでスタッフは地図を二種類用意していた。各ミッション地点が記されているのは同じだが、一方は詳細版、もう一方はざっくり版。

より良い結果を出したチームが、詳細版を手にできる。

先に到着していた大崎副監督が合流し、拡声器を手にして言った。

「入口の横に、射的風船のブースがあります! 制限時間内に、より多くの風船...

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