第24章

翌日。

沈村蓮は、鳴り止まない着信音に叩き起こされた。

「……何?」眉間をつまみ、苛立ちを隠しきれない声で問う。

受話口の向こうはやけに騒がしい。何人もの話し声が混じっている。浅川月が切羽詰まった調子で言った。

「大変! 沈村蓮、トレンド入りしてる!」

沈村蓮は「ああ」とだけ返す。

「それで? それが私を起こす理由? 今、何時だと思ってるの」

画面をちらりと見る。

「……7時半じゃん」

浅川月はさらに焦る。

「今回は違うの! 午前4時に匿名の暴露垢が投稿してさ。田山監督のバラエティでのあなたの立ち回り、事前に書かれた台本どおりの「キャラ」だったって。しかも番組側がわざと答...

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