第41章

葉山家の連中が一晩中眠れずにいたとも知らず、沈村蓮はぐっすり眠って、気持ちよく朝を迎えた。

翌朝。スマホに知らない番号からの着信が十数件も溜まっていても、沈村蓮の機嫌はいいまま。苛立ちも焦りもない。

言うまでもない。葉山家が葉山詩音を問い詰めたとき、詩音がついでにこちらへ泥を塗り、単純な葉山家の連中がそれを鵜呑みにして、また厄介ごとを押しつけに来たのだろう。

沈村蓮は少し考え、連絡先の【岡宮】を開いてメッセージを送った。

「葉山と鈴原、両方に手を入れるなら加減して。楽をさせすぎないで。追い詰めすぎもしないで」

楽をさせれば、また暇を持て余してこちらに絡んでくる。

追い詰めすぎれば...

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