第45章

言い終えた瞬間、車内の空気がすっと静まった気がした。

浅川月はぽかんと沈村蓮を見つめ、少ししてからふっと笑う。

「知らないなら知らないでいいじゃん。なんで適当なこと言うの。あとで機会見て村岡様に聞いてみる」

沈村蓮の言葉なんて、浅川月は最初から信じていなかった。

moonはきっと、現実のほうで何かあって、村岡様と曲作りを続けられなくなっただけだ。

浅川月は憧れを隠しきれない顔で言う。

「これから私、村岡様のマネージャーになるんだよ。この関係なら、聞いたって嫌がられないよね。いつかmoonに会えたらいいなあ……そしたらもう、思い残すことない!」

沈村蓮は表情を動かさずに一瞥し、淡...

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