第59章

ほどなくして、鈴原明志たち三人も古城へ到着した。

来る途中で番組スタッフがぽろっと話したのだろう。大ごとと言えば大ごとで、ネットではすでに拡散している。スタッフは皆スマホを手にしているのだから、知っていても不思議じゃない。鈴原明志たちも、当然その件を耳にしていた。

だから斉村哲也の顔を見るなり、鈴原明志は鼻で笑って言った。

「まさかさぁ。いい歳した男がビビりすぎて幻覚とか、出世したもんだね」

「俺がどうだろうと、お前に関係ねぇだろ! そんな暇あるなら、さっさとタスク終わらせろよ!」

斉村哲也はカメラが回っているのも忘れたみたいに、むきになって言い返した。

鈴原明志は「ふん」と冷笑...

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