第121章

不審に思いながらも、私は荷物を受け取った。

手近にあったカッターナイフを手に取り、箱を開ける。

中身を目にした瞬間、喉の奥から悲鳴がせり上がってきた。

だが、ここが会社だという理性が働き、唇を噛んで必死に声を殺す。

箱の中に横たわっていたのは、血塗られた奇形の人形だった。両眼はえぐり取られ、ぽっかりと空いた漆黒の穴が、まるで髑髏のように私を見据えている。口元は耳まで裂け、片方の耳も削ぎ落とされていた。

私は吐き気を堪え、震える手で箱の蓋を閉じた。全身の力が抜け、デスクの端にすがりつくようにして体を支える。十回ほど深呼吸を繰り返し、ようやく胸の底に溜まった泥のような不快感を吐き出すこ...

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