第53章

「黙れ。まさか口も達者だとはね。でもそれがどうした?あなたの旦那、私と寝たのよ。彼は喜んで私と寝て、あなたには触れようともしない。結局負けたのはあなた」

川崎志乃は冷笑いながら、意地を張り返そうとした。

「それがどうしたの?無料の女がいて、私が妊娠中で彼の相手ができないときに、多少清潔でお金もかからない女が自分から寄ってきて、私の夫の生理的欲求を満たしてくれる。むしろあなたにお礼を言わないといけないんじゃない?あなたがそんなに厚顔無恥でいてくれたおかげで、私の夫が犯罪に走らなくて済んだわ。ありがとう」

話していくうちに、川崎志乃の表情が崩れ始めるのが見えた。

天川彩香は横で私の攻撃力...

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