第69章

「ありえない……。自分の罪悪感を減らすために嘘をついているんでしょ。あの晩の相手があなたじゃないなんて、そんなことあるはずがない!」

私は首を横に振った。どうしても認めるわけにはいかない。

藤原純という男は、舌先三寸で生きてきたような人間だ。彼の言葉など、到底信じられるものではない。

藤原純は私を嘲笑うように見下ろした。

「ここまで来て、まだ僕が嘘をつく必要があるとでも? どうせ暴露ついでだ、事実が一つや二つ増えたところで痛くも痒くもないさ。あの晩、俺は一晩中、川崎志乃と一緒にいたんだ。お前みたいな薄汚い女とベッドを共にするわけがないだろう」

彼はあまりにも露骨に、まるで汚物を見る...

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