セラピー。

最後の魂が光の中に消えていく頃には、虚無感が深く沈殿し、それはほとんど静寂のようにさえ感じられた。「ほとんど」、だが。俺は手にした大鎌を見つめ、刃にこびりついた魂の塵が放つ微かなきらめきに目を落とす。そして、胸の奥で軋むような息を吐き出した。無だ。安らぎもなければ、晴れやかさもない。あるのは相変わらずの鈍い痛みと、瞬きをするたびに瞼の裏に浮かぶメイシーの顔、そして鼓動と鼓動の間の空虚な隙間で再生され続ける彼女の声だけだ。これじゃあ、何の気休めにもなりはしない。

大鎌は渦巻く影の中に消え、俺は再びタブレットを取り出した。画面が柔らかく発光し、最後に完了した魂の回収任務が白くマークされている。そ...

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