解放の贈り物。

眠りにつくとき、それは休息のようには感じられない。まるで光の中へ堕ちていくような感覚だ。目を開けると、私は輝く石でできた十字路に裸足で立っている。四つの道が永遠へと伸びており、一本は銀、一本は青い炎、一本は影、そしてもう一本は淡い黄金の色をしている。頭上の空は月光と炎に引き裂かれ、星々は私の名を覚えているかのように囁き合っている。中心には二人の女性が待っていた。一人は銀色の光の中に佇み、その瞳は優しく、無限を湛えている。もう一人は生ける魔法のように燃え盛っていた。片手には松明、腰には鍵が煌めき、裸足の足元には青い炎が渦巻いている。

「セレーネ」私は囁く。彼女の月光を見間違えるはずがないからだ...

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