私たちは一つです。

エリオット

すべてが変わる瞬間だ。体が感じるよりも先に、骨の髄でそれを感じている。ベールそのものが身を乗り出し、古の魔法がまるで何年もこの一瞬に飢えていたかのように、俺たちに絡みついてくるのがわかる。輝くシンボルが激しく脈打ち、金と白の光が俺たちの足を舐めるように這い上がってくるが、俺の目には彼女しか映らない。俺のメイシー。俺の親友。俺の鼓動そのもの。希望を抱くことさえ痛すぎて、直視するのを恐れ続けてきた唯一の光。俺の腕の中で彼女は震えているが、それは恐怖ではない。俺の胸の中で起きているのと同じ激震だ。『ついに、ついに、ついに』と叫んでいる震えだ。俺は片手を彼女の髪に滑り込ませ、彼女...

ログインして続きを読む