欲しいものは何でも。

ハイデン視点

「なあ、愛しい君。いろいろ大変だったのはわかってる。でも、俺たちもお前と話し合わなきゃいけないことがあるんだ」

映画が終わると同時に、俺は真剣な声で切り出した。俺は横向きになり、レヴィの胸に寄りかかっている俺たちの愛しい彼女を見つめる。

「嘘でしょ。よりによってあなたが真面目な顔をするなんて、ろくなことじゃないわ」

彼女は半分からかうように言うが、体が強張っているのを見て、不安がっているのがわかる。兄弟たちは皆、彼女に向き合うように起き上がり、レヴィは彼女の顔が見えるように、自身の膝の片側へ彼女を寄せた。

「悪い話じゃない、誓うよ」俺は両手を上げて潔白を示す。

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