第二十三章

――セフィ

まるで合図でもあったかのように、私の体は制御できないほど震えだした。普段は足だけなのだが、今回は全身だった。

「どうした? 医者が必要か? 発作か? 何が必要だ?」

私は体の平衡を保とうと、彼の腕にしがみついた。「だ……大丈夫……これ……トラウマで……」

彼は素早い動作で立ち上がると、私を抱き上げた。そのままバスルームへ運び、シャワーの中へと入る。頭上のシャワーをひねり、湯気ですぐにバスルームが満たされるほど温度を上げた。彼は床に座り込み、その膝の上に私を乗せて、震え続ける私を抱きしめた。私が体の自由を取り戻そうとする間、彼は優しく体を前後に揺すってくれた。

ゆっくりと、...

ログインして続きを読む