第二百六十七

セフィ

ヴィクトルとイヴァンはダリオを連れて部屋へ向かった。安全が確認できるまで、彼にはそこに留まってもらうことになる。このフロアの反対側に監禁室があることは知っていた。今、アンディがいる場所だ。だがどうやら、私さえ知らない別の「部屋」があるらしい。ダリオはそこに、このフロアを訪れる誰の目にも触れない場所に隔離される。アルマンドはアンディがいる監禁室のことは知っているが、ダリオが連れて行かれる場所については知らないはずだ。

ヴィクトルとイヴァンがオフィスに戻ると、私たちはペントハウスへ移動することにした。オフィスで会話を続けることに、もはや完全な安心感を抱けなくなっていたからだ。で...

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