第三百十七章

*セフィ*

他のみんながアルマンドと「話」をしに出て行ったあと、私はミーシャとアンドレイに視線を向けた。「今回は、あにたちが慌てて二階に駆け戻ってくるような変なことはしちゃダメだからね」

二人は私を見て笑い、ミーシャが尋ねてきた。「ボスがどこからともなく現れて助けてくれるのは、お気に召さないのかい?」

「ううん、好きよ。すごく嬉しい。でも、いつも彼の予定を邪魔しちゃうのが申し訳なくて」と私は言った。私たちはキッチンにいた。アンドレイにもっとスープを飲むよう言いくるめられたからだ。でも、その効果はてきめんで、ジャーナリストとの面会から彼らが戻ってきた時に出された最初の一杯はほとんど平らげる...

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