第146章

「一分たりともダメです」野山は強い口調で言い切った。「これは平原の指示です。報告があるなら会議が終わってからにしてください」

大崎も身を乗り出し、同調する。

「そうですよ、遠山さん。いったんお戻りください。平原さんの会議が終わったら、こちらから連絡しますから」

遠山景幸はしばらく黙っていた。目の前には三人。露骨に道を塞ぎ、通す気がないのがはっきりしている。

「……わかった」

頷くと、踵を返して立ち去る――その素振りを見せた。

野山がようやく胸を撫で下ろした、その瞬間。

遠山は数歩進んだところで、ふいに足を止めた。

振り返り、廊下の天井の隅を指さす。

「……あの監視カメラ、稼...

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