第22章

三人の子どもたちは、もう黙っていられなかった。

「うちのママ、パクってなんかない!」

真っ先に立ち上がったのは平原光だった。小さな顔をきゅっと引き締め、真っすぐ前を見据える。

「ママはデザイナーなんだ! たくさん、たくさん服を作ってきたんだよ!」

平原秋友もすぐに前へ出て、ぷくっと頬をふくらませながら腰に手を当てた。

「そうだよ! ママがぼくたちに作ってくれる服、デパートで売ってるのよりずっとカッコいい! 他人のを盗むわけないだろ!」

平原寧々は一瞬だけ目を見張ったが、すぐに鼻で笑った。

「……やっぱりね。どんな親からは、どんな子が育つってこと」

子どもたちを見下ろし、嘲るよ...

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