第402章

彼女が衣装をデザインし、あるいはその作品がファッションウィークに登場するたび、決まって天地を揺るがすほどの旋風が巻き起こる。

宝飾界の人間は彼女を神と崇める。

ファッション界とて同様だ!

新田古美のためにデザインしたドレスが世間の目に晒された以上、その熱狂を抑え込むことなど不可能だ。ならばいっそこの流れに乗り、新田古美という女性が、天下のすべての女性から羨望されるような華々しい誕生日を過ごせるようにしてやろうではないか。

一つには、もちろん彼女にそれだけの価値があるからだ。

そしてもう一つ。唐沢楓の脳裏には、今夜どうしても古美さんを貶めようと躍起になり、結果として無様な道化を演じる...

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