第413章

水原静香は背筋に寒気が走るのを感じたが、水原光景が激昂しているのをいいことに、虚勢を張って歯を食いしばった。

「私が間違ったことを言ってますか? 胸に手を当てて考えてみなさいよ。悟があの女と関わり始めてからというもの、ろくなことがないじゃない。あの女がわざと悟を陥れてるに決まってるわ」

「あべこべだ! わしの孫のほうがさゆりに付きまとっとるだけじゃ! 口を慎め!」

水原明一は息も絶え絶えになりながらも、愛するさゆりを庇うことだけは忘れなかった。

水原静香の顔色は、まるでパレットをひっくり返したように、赤やら白やら青やらと目まぐるしく変わった。

「先生、では息子はどうなるのです? ど...

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