第113章

鈴宮京也は渡部綾香を抱えたまま、上下に揺らした。重力に任せてふっと力を抜くたび、二人の結びつきは容赦なく最奥まで届く。

渡部綾香はもう体裁なんて気にしていられず、声を上げた。そうでもしなければ、この快楽を吐き出せない。

性は、人間が持ついちばん原始的な歓びだ。

鈴宮京也はそのことを、文字どおり身体で彼女に叩き込んだ。

何度、乱れたのかもわからない。

やがて渡部綾香が限界を迎え、「もう……一発で鈴宮京也を撃ち殺してやる……!」と息も絶え絶えに叫んだところで、ようやく鈴宮京也は――ああ、本当に疲れたのだと悟った。

「今夜はここまでだ」

そう決めたように、彼は彼女を解放した。

鈴宮...

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