第41章

薄い胼胝のある、力のこもった大きな手が――自分の肩に置かれたら。いったい、どんな触感になるのだろう。

爆発するような力と、息を詰まらせる圧をまとった巨体が覆い被さる……そう想像しただけで、身体の奥がひそかに震え、同時にどうしようもない空虚が滲んだ。

ルークみたいにクローゼットの陰に隠れるだけの男とは違う。鈴宮京也こそ、本物の男だ。

強引で、危険で、魅了と恐怖を同時に呼び起こす支配力。惜しい――あまりにも惜しい。

継母と継子。その関係が、越えられない深い裂け目みたいに、あらゆる可能性を初めから握り潰している。

彼女にできるのは、遠くから眺めることだけ。母の立場を借りて、たまに二言三言...

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