第218章

青木易揚は私の頭をポンポンと優しく撫で、ふっと笑みをこぼした。

「もちろん戻ってくるさ。向こうの支社に行くだけなんだ、戻らないわけがないだろう? 家でいい子にして待ってるんだぞ」

私は青木易揚に強く抱きつき、力いっぱい首を横に振る。

「私も一緒に行かせて。二人でいれば、お互いに助け合えるでしょう? あなたを一人でそんな遠い場所に行かせるなんて、私には耐えられない」

「静香、いい子だ。言うことを聞いて、家で大人しく待っていてくれ」

その時、空港のロビーに明瞭なアナウンスが響き渡った。

『お客様にご案内申し上げます。アフリカ行き〇〇便はまもなく搭乗を開始いたします。手荷物をお持ちの上...

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