第225章

「父さん、どうしてここに?」

 青木易揚は明らかに動揺しており、その隣で私もまた、驚きに言葉を失っていた。

「俺と父さんだけじゃない。もう一人、重要な客人も一緒だ」

 青木井東の声には、冷徹な響きが混じっていた。

 そう言って青木井東が身体を斜めにずらすと、その背後から山本翔一が姿を現した。

 山本翔一の姿を認めた瞬間、私の心臓は氷点下まで凍りついた。まさか彼が青木親子と一緒にいるとは夢にも思わなかったのだ。青木親子の登場だけならまだしも、山本翔一まで加わっているとなれば、事態は明白だ。今日という今日、私と青木易揚の関係はもはや隠し通せないと悟った。

 青木易揚が私の手を強く握り...

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