第342章

抵抗を続ける葉田水奈だったが、次第に力が尽きてきたようだ。それでも彼女の興奮は冷めることなく、うわ言のように呟き続けている。

「もう私のことなんて愛してないのね。きっとそうだわ」

その声は徐々に嗚咽へと変わり、顔に張り付いていた怒りは深い悲しみへと取って代わられた。蒼白な頬を涙が伝い、病衣の襟元を濡らしていく。

今の葉田水奈は、あまりにも哀れで無力に見えた。先ほどの常軌を逸した振る舞いは、内面の脆さを隠すための仮面に過ぎなかったのかもしれない。

そんな彼女の姿を目の当たりにし、私の胸の奥がツンと痛んだ。

私は彼女を刺激しないよう慎重に近づき、静かに語りかける。

「葉田水奈、今の状...

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