第393章

青木易揚と山本翔一はその言葉を聞くと、すぐさま顔を見合わせた。二人の瞳に、一瞬にして一条の希望の光が宿る。

青木易揚は弾かれたように立ち上がり、その声には期待が満ち溢れていた。

「なら、善は急げだ。静香、すぐに彼に連絡を取ってくれ。一刻も早く! 野村利樹たちが動き出す前に、こっちが主導権を握るんだ」

私はスマホを手に取り、連絡先リストの上で指先を素早く滑らせた。ようやくハーヴィーさんの番号を見つけ出すと、迷うことなく通話ボタンをタップした。

呼び出し音が止み、電話が繋がった瞬間、受話口から穏やかで懐かしい声が聞こえてきた。

「もしもし。やあ、もしかして静香かい?」

私は逸る気持ち...

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