第399章

中村宗祐率いる警備チームが徹夜で捜索を続けたが、佐藤美咲の足取りは、まるで大海に沈んだ石のように杳として知れない。

J市はあまりに広大だ。その上、大前の勢力は地下深くまで根を張り、表と裏、双方の世界を牛耳っている。いくら中村宗祐のチームが優秀だとはいえ、この砂漠で一粒の砂金を探すような捜索作業で、短期間に手がかりを見つけ出すことなど不可能に近い。

窓の外が白む頃、ようやくこちらの書類整理にも目処がついた。

平沢雪乃はぐうっと大きく背伸びをし、隠しきれない喜びを顔に滲ませる。

「静香、佐藤美咲が提供してくれたこの情報、すごく助かるわ。これでかなり手間が省けたもの」

それを聞いた青木易...

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