第428章

山本翔一と共にチャリティーパーティーへの出席を決めてからというもの、私は仕事に追われながらも、その夜の訪れを心待ちにしていた。

その日の午後、陽光がレースのカーテンを透かし、リビングに穏やかに降り注いでいた。ソファに腰を下ろし、仕事の資料を指先でめくりながらも、心はすでに今宵のパーティーへと飛んでいる。不意に、澄んだチャイムの音が室内の静寂を破った。

私は立ち上がり、玄関へと向かう。扉を開けると、山本翔一の長身が目に飛び込んできた。

その姿を捉えた瞬間、心臓が大きく跳ねた。仕立ての良い漆黒のスーツが、彼の引き締まった身体のラインを完璧に縁取っている。清潔感あふれる純白のシャツに、洗練さ...

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