第22章 高く登るほど、ひどく落ちる

松本霞澄のためにも、同じような趣旨の宴を開くとなれば、松本家にとって容易な話ではなかった。

まず、前回の宴が無事に終わってからまだ数日しか経っていない。招かれる側としても、立て続けに二度出席するのはなかなか難しい。

それに何より大きいのは、前回の宴で松本霞澄はすでに「恥」の名札をぶら下げられていたことだ。そんな罪人のために、今さらまた宴を開く――いったい誰が好んで顔を出すというのか。

それでも、そうした不利を押してなお、松本家当主は再び宴を催した。しかも規模は前回に劣らず、むしろ張り合うような豪勢さだった。

夏目乙美は今回も、きらびやかなドレスと美しい宝飾品をいくつも用意し、松本霞澄...

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