第207章 夢子が嫌いなものは、私はすべて捨てることができる

望月唯の問いかけに、陸川北斗は落ち着き払って言った。「夢子が好まないものは、俺はすべて捨てられる」

 望月唯は思わず吹き出してしまった。

 これまで、陸川北斗にこれほど執着する一面があるとは知らなかった。

 じっと陸川北斗を見つめた後、望月唯は口を開いた。「北斗、忘れないで。夢子はあなたの命を狙ったのよ」

 陸川北斗は平然と言った。「許せるし、受け入れることもできる」

 たとえ心の中では気にしていても、それを望月唯に告げるつもりはなかった。

 続けて、再び望月唯に視線を向けた。「唯、俺が夢子と結婚し、ここまで来られたことが、どれだけ夢子を大切に思っているか、君は誰よりも分かってい...

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