第209章 彼女はすでに子供がいて、新しい生活を送っている

 葉ちゃんは天樹夢子の言いつけを聞き、真剣な顔で三上汐浪を見つめると、思いっきり声を張り上げた。「おばあちゃん」

 その声はとてもはっきりとしていて、声が小さいと三上汐浪に聞こえないとでも言うようだった。

 葉ちゃんの「おばあちゃん」という一言に、三上汐浪は思わず胸を押さえた。「やめて、夢子。早くこの子にやめさせてちょうだい。それに、これじゃあおばあちゃんを呼んでるんじゃなくて、私の心臓にナイフを突き立ててるようなものよ! 今日はあなたたち親子に寿命を縮められそうだわ」

 この子のおばあちゃんを名乗るなんて、自分にはとてもできない。葉ちゃんにあと二声も呼ばれたら、寿命が縮んでしまうと本...

ログインして続きを読む