第236章 彼女はまだそんなに甘くて、そんなに柔らかい

彼女の唇は三年前と同じように柔らかく、陸川北斗は一度覆いかぶさると、もう離れたくなくなった。

その唇を優しく吸い、彼は思わず唇歯をこじ開け、彼女の柔らかな舌を探り当てた。

彼女はやはり甘く、その甘さに傷の痛みすら忘れてしまうほどだった。

三年も会っていなかった。彼女に会いたくてたまらなかった。共に過ごした日々を大切にしなかったことを、今更ながら後悔していた。

彼女が火を放ったからといって、それがどうしたというのだ?

多くのことは、今振り返ってみればそれほど重要ではなかった。

それに、人の感情や思考は流動的で、決して変わらないものではない。

「ん……」天樹夢子が眉をひそめてうめき...

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