第301章 病院に行って検査する

天樹夢子の安堵した様子に、陸川北斗はバックミラー越しに彼女を見ながら言った。「お前以外に、俺自身を任せられる相手がいると思うか」

天樹夢子はふっと笑った。「また始まった」

 しばらくして、二人が南湾に戻ると、陸川北斗はすでに眠ってしまった叶ちゃんをベッドに寝かせながら言った。「叶ちゃんはもう寝てるから、無理に起こすな。明日の朝起きてから洗えばいい」

 天樹夢子は身をかがめて叶ちゃんの額にキスをした。「そうね」

 そう言うと、彼女は立ち上がってクローゼットから服を取り、洗面所へと向かった。

 今では、彼女は陸川北斗の家にすっかり慣れ、叶ちゃんも同じだった。それどころか、榊原秋にまでこ...

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