第315章 髪が乱れているよ

 笹川高晃はその様子を見て、慌てて母親を支え起こしに行った。「諭ちゃん、どうしてお母さんに手を上げるんだよ。お母さんだってあなたのことを思って……」

 笹川高晃に床から助け起こされた柳生舞子は、カッと頭に血が上り、鬼のような形相で笹川諭に飛びかかった。「このクズが、今日こそぶち殺してやる」

 笹川諭も馬鹿正直に殴られるのを待っているわけではない。彼女は右足を上げると、勢いよく柳生舞子を蹴り飛ばした。

 笹川諭が本気でやり返したのを見て、笹川高晃の顔色が一変した。立ち上がると、笹川諭を突き飛ばす。「笹川諭、あんた本気でやる気? 本当にお母さんに手を上げるわけ?」

 笹川諭が彼女を突き返...

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