第388章 二年間会わず、甘えん坊になった

二年前に彼が突然、もう待たなくていいと言った時、天樹夢子は彼に何かあったのだと感じた。

なにしろ、もう長年の付き合いだ。陸川北斗という人間については、それなりに理解しているつもりだった。

彼は怒るし、拗ねるし、あなたと喧嘩もする。でも、手を放して「俺を待つな」などと言う男ではない。それに、夏目緑から聞いた話では、彼が辞職して陸川北斗を探しに行った時には、もう三十年前の事件の真相を突き止めていたという。

あの頃、二人はずっと連絡を取り合っていて、陸川北斗も帰国するつもりだった。なのに、彼は突然「待つな」と言ってきたのだ。

今回帰国してからも、彼は二度、彼女を連れて行きたいと口にしている...

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