第407章 あなたが欲しい

その頃、望月家。

望月睦が誕生日の宴から帰宅した時、望月星はとっくに家に戻っていた。

彼女は今日、体調が悪く顔色も優れなかったため、望月睦が運転手に命じて先に帰らせたのだ。

家に入ると、使用人がやってきて彼の上着を受け取ってハンガーに掛ける。望月睦は尋ねた。「星ちゃんはもう休んだか?」

使用人は彼のスーツの上着を掛けながら言った。「星様はお腹が痛いと、お戻りになってすぐにお休みになられました」そして、さらに報告する。「お婆様とお爺様は、今夜は旧宅にお泊りになるとのことです」

「うん」と使用人に返事をし、望月睦は二階へと上がった。

彼は自室には戻らず、望月星の部屋のドアをノックした...

ログインして続きを読む