第438章 夢子、結婚してください

陸川景陽と笹川諭の夫婦に囃し立てられ、陸川北斗はまるで祭り上げられたような格好になった。

もっとも、祭り上げられてはいるものの、まんざらでもない様子だ。

なぜなら、陸川景陽と笹川諭が注目を自分に集めてくれたからだ。

「北斗、家では夢子ちゃんによく甘えたり、いろいろ仕掛けたりしてるじゃない。今更恥ずかしがることもないでしょう!」陸川景陽と笹川諭の夫婦が囃し立てるのを見て、母親である三上汐浪までそれに乗り、陸川北斗の秘密を暴露し始めた。

「陸川の若様が甘える?」

「北斗が甘えるって?」

「兄さんが甘えるなんて。ねえ、一つやって見せてよ」

「すっごい気になる……」

三上汐浪が陸川北...

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