第441章 結婚証を取得する

宮沢宣之の横暴さと理不尽さに、春川柚香は苛立ちと怒りを覚えた。

「降ろして、自分で歩くから」

 そう言って、すぐに宮沢宣之の腕の中から身を捩って抜け出した。

 自分は子供ではないのだから、抱きかかえられる必要はない。

 本当に彼女のためを思うなら、解放してほしい。こんなふうにこっそりと彼の夜の相手をさせ、添い寝させないでほしい。

 宮沢宣之の腕の中から抜け出すと、春川柚香は黙ってエレベーターホールへと向かった。

 宮沢宣之は車のドアを閉めて彼女の後を追う。彼女のパジャマの後ろに尻尾がついているのを見て、彼は口元を緩めながらついて行き、口を開いた。

「ずいぶん道を覚えているじゃな...

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