第463章 結婚式【2】

葉ちゃんの言葉に、メイクさんたちがどっと吹き出して笑った。

「世界中の子供たちの共通の願いね」

「おばさん、きれい」

「景子もきれいになりたい」

 陸川景子がそばで、はっきりしない口調でたどたどしく言う。天樹夢子を羨ましがる気持ちがひしひしと伝わってきた。

 二人が駆け寄ってくると、他の子供たちも集まってきて、天樹夢子をぐるりと取り囲んだ。みんな口々に天樹夢子が綺麗だと褒め、大人になったら彼女みたいに綺麗になりたいと言う。

 天樹夢子は嬉しくて口元が緩みっぱなしだ。

「はいはい、みんなこっちに来て。花嫁さんを囲まないの。まだメイク中なんだから!」

 橋本日和がパンパンと手を叩...

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