第480章 彼らには未来がない

本来この件は話したくなかったが、どうせ宮沢宣之にはいずれ知られることだと思い、彼に打ち明けた。

デスクの内側で、宮沢宣之は杜崎秘書の話を聞くと、さっと顔色を変え、手にしていた書類をバタンと机に叩きつけた。

見合い?

呵、自分が離れた途端、彼女はすぐさま見合いに行ったというのか。

自分が言い含めた言葉は、すべて無駄話だったとでも?

一瞬にして、宮沢宣之の腹の底には怒りが渦巻き、冷ややかな嘲笑を浮かべて言った。「ほんの半月も戻らなかっただけで、あいつは見合いに走るのか。次に少し長く出張でもしたら、結婚でもする気か?」

宮沢宣之の皮肉に、杜崎秘書は思わず春川柚香のために冷や汗をかいた。...

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