第67章 昼と夜の二つの顔

 天樹夢子は陸川北斗の方を向くと、にっこりと笑った。「そんなに乗り気だなんて珍しいじゃない。満足させてあげる」

 しかし、陸川北斗がシャワーを浴びてバスルームから出てきた時、彼女はまたしてもパソコンの前に座り、事件の資料を調べていた。

 セクシーなネグリジェを身にまとってはいるものの、その顔にはそういった方面の欲望は微塵もなかった。

 陸川北斗はタオルで髪を拭く手を緩め、明らかに顔色を変えた。そして不意に口を開く。「また俺を口先だけでからかってるのか?」

 先ほどのバーでも、彼女はちょっかいをかけてきたが、結局ははぐらかされた。

 陸川北斗の言葉を聞き、天樹夢子は印刷した資料を手に...

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