第110章 ひいおばあちゃん、助けてください

「えっ……ひいおばあちゃん……わ、わたしたち……」

由衣は、どう説明すればいいのか分からず言葉に詰まった。

黒崎幸枝は相変わらず穏やかに笑ったまま、二人に問いかける。

「あなたたち、ひいおばあちゃんに何か隠してるんじゃないの?」

由衣は助けを求めるように颯太を見る。颯太は少し考えてから、腹をくくったように口を開いた。

「ひいおばあちゃん。瑞希おばちゃんは、実は僕たちのママなんだ。パパは……パパは……」

「うちの恒一、でしょう?」

黒崎幸枝は少しも驚いた様子を見せない。最初から分かっていた、とでも言うように。

二人はこくりと頷いた。

「まったく……ほんとに、馬鹿な子たち」

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