第151章 私たちはパパと一緒にいたい

「ひいおばあちゃん!」

颯太と由衣は玄関をくぐるなり、待ちきれないとばかりに家の中へ駆け込んだ。

やっぱり――黒崎幸枝はソファに腰を下ろし、二人を待っていた。

「まあまあ、うちの宝物たち。かわいそうにねえ、心配で心配でたまらなかったのよ」

「えへへ。由衣も、ひいおばあちゃんのこと心配してたよ」由衣は真剣な顔でうなずく。

颯太もこくりと頷いた。

「ひいおばあちゃんが来るなって言っても、ぼくたち自分で会いに来たよ」

黒崎幸枝は二人の頬にそれぞれちゅっと口づける。

「いい子、いい子。ほんとにお利口さん」

老人と子どもがあまりにも自然に打ち解けている光景。けれど桜井瑞希の胸は、少し...

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