第155章 事故の犯人を捕まえる

病院の家族控室で、桜井瑞希と黒崎恒一は向かい合って座っていた。

瑞希の隣には葉山静香と颯太。静香は瑞希の手をぎゅっと握り、少しでも温めようとする。けれど瑞希の指先は相変わらず冷たく、肩の力も抜けないままだ。

「瑞希、大丈夫だよ。きっと、全部うまくいくから」

静香は何かしてあげたいのに、結局それくらいしか言えない。

瑞希は顔色が真っ青で、さっきまでの恐怖からまだ抜け出せていないのが一目で分かった。

黒崎も黙っていられず、紙コップを彼女の前へそっと押しやった。

「……水、飲め」

静香がそれを持ち上げ、瑞希の唇元へ運ぶ。瑞希はようやく、こくりと数口だけ喉を潤した。

落ち着かなきゃ、...

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