第181章 桜井瑞希公式発表

「関根先輩……私たち……婚約、しませんか」

桜井瑞希のその一言に、関根承吾は目を見開いた。耳を疑う――はずなのに、胸の奥は一瞬で熱に満たされていく。

今朝早く、瑞希から「大事な話がある」と呼び出された。まさか、それが婚約の話だなんて。

ずっと待ち望んでいた日だ。けれど、あまりにも唐突で、嬉しさのあまり逆に言葉が出てこない。夢でも見ているみたいだった。

彼女の隣に立てる人間になりたい。そう願わなかった日はない。

今すぐ抱き締めてしまいたい――それでも、承吾はかろうじて理性を繋ぎ止めた。

瑞希がこんな決断をするには、必ず理由がある。

「瑞希……本気か?」

念を押す承吾に、瑞希は真...

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