第191章 こんなに重要な設計

「もしもし? え、何だって? その程度のトラブル、自分で片づけろ。こっちは今、婚約者とドレス選びの最中なんだ」

関根承吾は珍しく苛立っているようだった。電話越しに話しているだけなのに、顔色はみるみる悪くなっていく。

桜井瑞希はそんな関根を見上げ、申し訳なさが胸に刺さった。自分のせいで足を引っ張りたくない。

「関根先輩、用事があるなら行ってください。私、一人でも大丈夫です」

「婚約者を一人で置いていく男がどこにいるんだよ」

関根は困ったように眉を下げ、それでもすぐに言い添える。

「大丈夫。こっちが決まってからでも間に合う。終わったらすぐ向かう」

けれど瑞希は首を横に振った。間に合...

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