第82章 秘密がばれる

由衣は小さな首をかしげ、頭の左右で結んだ二つの三つ編みがぴょこぴょこと跳ねた。おかしいほどに愛らしい。

「でもさ、颯太お兄ちゃん。ママがもう決めちゃったなら、どうやって気持ち変えさせるの? 難しすぎるよ。それにパパ、あの悪いおばさんと婚約するんでしょ? そんなのママの心をぐさぐさにするだけじゃん。ママのちっちゃいハート、割れちゃうよ」

颯太は肘をついて顎を支え、真剣な顔で言った。

「……ちょっと考えさせて」

由衣はやれやれと両手を広げる。

「パパとママをまた一緒にするために、私たちほんと苦労してるよね」

颯太は、今日の撮影を思い出した。

「でもさ。写真撮ってるとき、パパがママを...

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